KeyRing Miniは暗号化を含むパスワード管理アプリです。ユーザー名、パスワード名を記録し、クリップボードへパスワード、ユーザー名をコピーでき、サイト名を引数としてアプリを起動できます(通常はWebブラウザになるでしょう)。ですのでWebページに暗号化したデータファイルをアップロードしておけば複数のマシンでパスワードを安全に共有できます
KeyRingMiniはKeyRing/2のデザインを元にほぼスクラッチで VirtualPascalで書き直されたものです。機能は若干欠けている形で踏襲されています。Keyring2とのファイルの互換性はありませんが、同梱した平文のKeyring2ファイルをkrm形式に変換できるソフトを同梱しております。
暗号化(blowfish)はhttp://www.cityinthesky.co.uk/cryptography.htmlを流用したものです。
toolbar関連はhttp://es.os2.ru/cell.htmlのソースをvirtualpascalへ移植したソースがhobbesに上がっていたものを流用しました。
xml関連はfreepascalのfclライブラリをvirtualpascalへ流用したものです。
起動するとこの様に(ver1.0と違い)空白のページで立ち上がります。この場合、ファイル名はnew.xmlとなります。平文ファイルです。
メニューからRecord-Newを選びrecordを作成します。
次に新規に作成されたレコードをダブルクリック(メニューのRecord-configまたはツールバーのconfigボタンでも可)でダイアログが出てきますので必要事項を入力します
レコードをAlt-左クリックで直接フィールドも編集できます
以上の方法のどちらかで編集していきます。
>[page]-[New]を選択すると、新しいページを作れます。
ページをカスタマイズするには「page]-[Configure]を選択し、ダイアログを出して、必要事項を入力します
ここでページ名、表示項目のカスタマイズを行います
矢印のボタンを押すとページ内の表示項目の表示順が移動します。
×印のボタンを押すとその項目の表示はON/OFFされます。
リストのチェックマークが消えた項目は表示されません。ツールバーのExecuteでアプリケーションラウンチを行いたい場合は、ダイアログのApplicationにexeファイルをドロップしてください。起動するアプリケーションの引数はURLの項目になります。またドロップするファイルがcmdファイルやアプリケーションオブジェクトの場合は動作しませんのでご注意ください
toolbarのOpen plain text fileまたはメニューの[file]-[Open File]を選んで読み込みます
暗号化を使っている場合は*.crp,平文の場合は*.xmlです。不適合なファイルの場合は動作しません。ファイルロードした時にデータが存在した場合は、krmが別途立ち上がります。
ファイルセーブ(メニューのFile-SaveまたはツールバーのFileSave)を選ぶとファイルをセーブします。新規にデータを作った場合、又はインポートをした場合など、ファイル名を入力していない場合はファイル名がnew.xmlになっていますので、自分の好きなファイル名にしたい場合はSaveASを選ぶ必要があります。
同名のファイルがある場合、上書きするか?(Yes No )のダイアログが出てきます。yesは上書き、noはファイルセーブしないです
保存時、既存ファイルの自動バックアップを行います。バックアップの世代数は変更できますが、デフォルトでは四世代迄です。バックアップファイル名は *.bk1 の様になります。
ファイルセーブ(メニューのFile-Save AsまたはツールバーのSave File with New Name)を選ぶとファイル名指定のダイアログが出てきます。
同名のファイルがある場合、ファイルセーブと同じく、上書きするか?(Yes No )のダイアログが出てきます。yesは上書き、noはファイルセーブしないで終わります。Noを選んだ場合はファイル名は元のファイル名に戻ります。
拡張子をcrpにした場合は、パスワードを問うダイアログが出てきます。もし空白、又はキャンセルを選んだ場合はファイル名は*.xmlとなり、強制的に平文になります。
終了時に同名ファイルが無い場合は問答無用で上書きします。同名ファイルが存在する場合、上書きするか(Yes No Cancel)のダイアログが出てきます。Yesは上書き、Noは上書きしないで終了、Cancelは上書きしないで終了しない、です
以下にKeyRingMini1.5の機能を説明します。メニュー、ツールバー、コンテキストメニューの順です
Fileメニューについて説明します。
単純にもう一、krmを立ち上げます。今編集しているデータとは別に新規にデータを作りたいときに使います。
ファイルを読み込みます。データが存在している状態で読み込むと、別にkrmが立ち上がります
ファイルを書き込みます。
暗号化を行う場合は拡張子が.crpにしてください。xmlは平文のファイルです。
同名のファイルがある場合、上書きしますか?(Yes No)のダイアログが出ます。
ファイル名を変更してセーブする場合、このコマンドを使ってください
暗号ファイル作成時に、平文のファイルを読み込む時に使います。
暗号化して別名保存しても、もとの平文 .xml ファイルは自動的に削除されません。全てが問題なく作動している事を確認後、自分で削除して下さい。
暗号ファイルを平文に書き出すときに使います。
最近使ったファイルを示します。
アプリ終了です。終了時に同名のファイルが無い場合は問答無用でファイルを書き出します。同名のファイルが存在している場合は確認ダイアログが出ます。新規製作ファイルの場合はファイル名がnew.xmlになります。
ページメニューについて説明します。
>ページを新規に作成する場合に選びます。この時点では名前はblankとなっていますので、Page-Configでダイアログから名前を選んでください
ページを削除する場合に使います
>Page-Config又はtoolbarのfilter expireで設定したexpire期限を過ぎているパスワードを選択して表示します。選択時は背景がピンクとなります
ページ設定用のダイアログが開きます。ページ名、起動アプリケーション(exeファイルをドロップしてください)が設定できます。表示項目の表示順、表示のON,OFFが可能です
項目のソートを指定します
レコードメニューについて説明します
項目を追加する時に使います。設定ダイアログは自動では出てきません
項目を削除するのに使います
項目を他のページに移動するのに使います
項目を他のページにコピーするのに使います
サブメニューにある項目をクリップボードにコピーするのに使います
項目の設定を行います
ページの見た目を変更します。セーブ時に状態は保存されません。
アイコンのみ
項目の詳細を表示します
Optionメニューを説明します。
ダイアログkrm全体の挙動を設定します。
ダイアログの「Enter Backup Path or Drop Folder」の部分は、バックアップのパスを設定します。直接入力するか、エントリーフィールドにフォルダーをドロップすればパスが入ります。そしてチェックボックスをオンにすればバックアップを作成するディレクトリを指定できます
バックアップ回数を指定するの「Backup Generation」です。バックアップファイル名はbk?(?には数字が入ります)です。つまり最大は9です。
Copy To,Move Toのメニューに出てくるページ名をノートブックのタブでなく、状況説明域(ノート内の右上にある説明文)を使うかどうかのメニューです。
ツールバーの説明をします。
ファイルを読み込みます。
ファイルをセーブします。ファイル名は、タイトルバーにひょうじされています。
ファイル名を変更してセーブします
ページ設定用のダイアログが開きます。ページ名、起動アプリケーション(exeファイルをドロップしてください)が設定できます。
項目の設定用ダイアログが開きます。No Expireのチェックを入れるとチェックを入れるとexpireのフィルタに引っかからなくなります
> このボタンを押した場合、Page-Configで設定したexpire期限を過ぎているパスワードを選択して表示します。選択時は背景がピンクとなります
ページ設定でドロップしたexeファイルを起動します。引数は項目のURLです
アプリ終了です。終了時にファイルデータに変更があった場合はファイルを書き込みます。同名ファイルがあった場合はダイアログが出ます。
パスワードを表示するか、マスクするか、非表示にするかをトグル動作します。表示状態とツールバーの表示が連動します
ツールバーのこれが表示時。鍵アイコンが開いてます。
ツールバーのマスク時。鍵アイコンが閉じました。
ツールバーの非表示時。パスワード項目自体が表示されません。鍵アイコンのバックが変わりました。
右クリックで表示されるメニューです。
レコードを新規作成します
レコードを削除します
レコードを別ページに移動します
レコードを別ページにコピーします
レコードの表示順序をソートします。キーは各項目を指定できます
項目の、パスワード、ユーザー名、シリアル番号、メモ項目をクリップボードにコピーします。ショートカットはそれぞれAlt-p(パスワード),Alt-u(ユーザー名),Alt-s(シリアル番号)、Alt-m(メモ項目)です
レコードの設定ダイアログを表示します
ページの設定ダイアログを表示します