Java2 Software Development Kit (J2SDK) またはJava2 Runtime Environment (JRE)をインストールします。J2SDKおよびJREは、Blackdown.orgおよびjava.sun.comから無償でダウンロードすることができます。
インストールするLinuxに合わせたJ2SDKまたはJREをダウンロードしてください。
Linuxのデストリビューションによっては,J2SDKが初めからインストールされている場合もあります。その場合はインストールは不要です。
JIMI Software Development KitまたはJava Advanced Imaging APIをインストールします。JIMI Software Development KitとJava Advanced Imaging APIは、Sun Microsystems社にあるJava Technologyのホームページから無償でダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルは適当なディレクトリ(例えば~/lib)に展開して下さい。
「イメージサーチャ for Java」の最新版は、SRAのFTPサーバからダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルはZIP形式のファイルになっており、展開すると下記のファイルおよびディレクトリが作成されます。適当なディレクトリ(例えば~/Isr4Java)を作成し、そこに展開してください。unzipの'-a'オプションを使ってください。
README ... READMEファイル changes ... 更新履歴ファイル Manuals/ ... インストール方法の解説マニュアル src/ ... ソースディレクトリ lib/isr???.jar ... JAR形式のクラスライブラリ。???の部分はバージョン番号 sql/ ... 「イメージサーチャ for Web」のSQLファイル webapps/ ... 「イメージサーチャ for Web」のHTML/JSPファイル また、ダウンロードしたファイルにはStPLが同梱されています。
README-StPL ... StPLのREADMEファイル src/sra/smalltalk ... StPLのソースディレクトリ src-jni/ST ... StPLのためのJNI準拠soファイルのソースディレクトリ lib/StPL??.jar ... JAR形式のStPL。??の部分はバージョン番号 lib/linux/libStPL.so ... StPLのためのJNI準拠soファイル StPLは、Smalltalkで作られた「じゅん for Smalltalk」「イメージサーチャ for Smalltalk」をJavaに移植するために利用したSRA社製の「Smalltalk風プログラミングライブラリ(Smalltalk-style Programming Library)」です。概要はディレクトリStPLにあるREADMEファイルを参照してください。
このうち、libStPL.soは,環境変数LD_LIBRARY_PATHで検索できるディレクトリ(例えば/usr/lib)にインストールしてください。libStPL.soの古いバージョンがインストールされている場合は,古いバージョンを参照しないように上書きしてください。
libStPL.soをコンパイルして作りなおす場合は,~/Isr4Java/src-jni/ST/でmakeを実行してください(Makefile中の変数JDK_HOMEを、ご自分の環境に合わせて適宜変更する必要があります)。
インストールした2つのJARファイル(isr???.jarとStPL??.jar)をJavaのクラスパスに加え、mainメソッドを持つクラスを指定して、Java仮想マシンを実行します。
例えばJIMI Software Development Kitの場合であれば、以下のようなシェルスクリプトで実行が可能です。
setenv CLASSPATH ~/Isr4Java/lib/isr023b.jar:~/Isr4Java/lib/StPL41.jar:~/lib/Jimi/JimiProClasses.zip java -Xms10m -Xmx100m sra.isr.system.support.IsrLauncherここでは、「イメージサーチャ for Java」が~/Isr4Java/に、JIMI Software Development Kit/Java Advanced Imaging APIが~/lib/Jimiにインストールされているものとしています。別の場所にインストールした場合には、CLASSPATHの指定を適宜変更して下さい。
そして、Java Advanced Imaging APIの場合であれば、以下のようなシェルスクリプトで実行が可能です。
setenv CLASSPATH ~/Isr4Java/lib/isr023b.jar:~/Isr4Java/lib/StPL41.jar:~/lib/Jai/jai_core.jar:~/lib/Jai/jai_codec.jar:~/lib/Jai/mlibwrapper_jai.jar java -Xms10m -Xmx100m sra.isr.system.support.IsrLauncher