Mac OS X には Java 2 Standard Edition 1.3 が含まれているので、インストールは不要です。
「ImageSearcher for Java」を使って開発を行なう場合には、別途 Java コンパイラが必要となりますので、Mac OS X に附属する Developer Tools をインストールしてください。
なお、Developer Tools の最新版は、Apple Developer Connection に登録すればダウンロードが可能です。Online Member は無料です。
JIMI Software Development KitまたはJava Advanced Imaging APIをインストールします。JIMI Software Development KitとJava Advanced Imaging APIは、Sun Microsystems社にあるJava Technologyのホームページから無償でダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルは適当なフォルダに展開して下さい。
「イメージサーチャ for Java」の最新版は、SRAのFTPサーバからダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルはZIP形式のファイルになっており、展開すると下記のファイルおよびフォルダが作成されます。適当なフォルダを作成し、そこに展開してください。
※ なお、ZIP ファイルの展開には StuffIt Expander (日本語版) または ZipIt をお使いください。
README ... READMEファイル changes ... 更新履歴ファイル Manuals/ ... インストール方法の解説マニュアル src/ ... ソースディレクトリ lib/isr???.jar ... JAR形式のクラスライブラリ。???の部分はバージョン番号 sql/ ... 「イメージサーチャ for Web」のSQLファイル webapps/ ... 「イメージサーチャ for Web」のHTML/JSPファイル また、ダウンロードしたファイルにはStPLが同梱されています。
README-StPL ... StPLのREADMEファイル src/sra/smalltalk ... StPLのソースディレクトリ src-jni/ST ... StPLのためのJNI準拠shlibファイルのソースディレクトリ lib/StPL??.jar ... JAR形式のStPL。??の部分はバージョン番号 lib/macintosh-osx/StPL.shlib.hqx ... StPLを利用するために必要なJNI準拠のshlibファイル StPLは、Smalltalkで作られた「じゅん for Smalltalk」「イメージサーチャ for Smalltalk」をJavaに移植するために利用したSRA社製の「Smalltalk風プログラミングライブラリ(Smalltalk-style Programming Library)」です。概要はディレクトリStPLにあるREADMEファイルを参照してください。
StPL.shlib をコンパイルして作りなおす場合は、Developer Tools をインストールして、~/Isr4Java/src-jni/ST で make -f Makefile-macosx を実行してください。
Terminal から起動する場合、まず、環境変数 DYLD_LIBRARY_PATH を JNI ライブラリのある場所に設定します。次に、インストールした 2 つの JAR ファイル (isr???.jar と isr??.jar) を Java のクラスパスに加え、main メソッドを持つクラスを指定して、Java 仮想マシンを実行します。
例えばJIMI Software Development Kitの場合であれば、以下のようなコマンドで実行が可能です。
setenv DYLD_LIBRARY_PATH $HOME/Isr4Java/lib/macintosh-osx setenv CLASSPATH=$HOME/Isr4Java/lib/isr023b.jar:$HOME/Isr4Java/lib/StPL41.jar:$HOME/lib/Jimi/JimiProClasses.zip java -Xms10m -Xmx100m sra.isr.system.support.IsrLauncherここでは、「イメージサーチャ for Java」が $HOME/Isr4Java/ に、JIMI Software Development Kitが$HOME/lib/Jimiにインストールされているものとしています。別の場所にインストールした場合には、クラスパスの指定を適宜変更して下さい。